目からうろこ鼻からたらこ

建築系ジャニヲタ。

なにわ侍と日生劇場の最強タッグ。(2)

さて、この日生劇場はオーケストラや合唱を行うことがあまりなく、ほとんどがジャニーズの舞台のようなお芝居が中心だ。

なぜなのか。

音響設備が良すぎるのだ。

音があまり響かずに、混ざり合わず、舞台で出た音がそのまま増幅されることなく聴こえる。

エコーがとてもかかりにくい構造になっているのだ。

つまり何が言いたいかというと、
そんな会場でも思いっきり全体に響き渡る神濵のビブラートはすごいということだ。





ジャニーズの舞台はマイクを使うため、スピーカーを通して会場全体にムラなく音が広がる。スピーカーをたずさえた日生劇場は、自担の声や息づかいがエコーすることなく聴こえる最強の劇場である。
だからジャニーズの舞台は日生劇場が多いのだ。

日生劇場はエコーが効かない分、隠しスピーカーの数も多い。

お気づきの方も多いと思うが、他の劇場で聴く自担の声の方がマイクを通した音+地声だと認識しやすい。

地声がそれなりに入っているのだ。

しかし、例えば、日生劇場で行われたなにわ侍で、
もしスピーカーが少なかったとしたら、

淳太くんの「お前から言っといてなんで泣いたんや」は日生劇場のエコー対策万全な壁へしゅるしゅると吸収され、
オンリーロンリーの冒頭は、何か舞台中央でぼそぼそつぶやきながら照れる27歳成人男性。

そこに残るのはヲタクの萌と笑いと
中間淳太(27)の羞恥心のみだっただろう。



座席の種類は、1階・中2階・3階席の3種類。

日生劇場は段差がなく傾斜がかなり緩いので、とにかく前の座席の方々の頭が視界に入ってしまうケースが多い。


また、何階の席でも共通して言えるのが両端よりは中央席が確実に見やすい。



日生劇場の客席通路は、
演者が通るには若干狭いが、
普通の通路にしては広いという絶妙なサイズ。

手を握った濵田 Pと照史くんのビジネスイチャコラを本当に目の前で見ることが出来るのだ。



つまり、演者が舞台から降りてきた時にとにかく近い。
とても近い。
よって、通路側の席は毎回神席と化す。

そして傾斜が緩いが故に、舞台から降りてきた時に1階後列
であっても近さを感じる。
しかし元々構造的に音響が悪くなりがちなところを壁の角度や材質で補っているためいかんせん少し水に潜ったような聞こえ方がするのが唯一の欠点だ。

そしていいのは1階だけではない。
中2階の席はまさに体力に自信が無いヲタクには格好の場所。
1,ほどよい高さで舞台全体を見渡せる。
2,全部で2列しかないからストレスなく観劇できる。
3,前がひらけているため音響が抜群に良い




これで防振双眼鏡なんてあった日にはもしかしたら1階前列よりもゆったりと、自担の汗や涙やその他もろもろを観ることが出来るのだ。
照史くんの奥歯の治療跡まで見えたりするのだ。



そして日生劇場の天井は真珠を育てる?のに使用するアコヤ貝がめいっぱい貼られており、これらは光を反射してキラキラと輝く。
また会場は丸く、舞台に立つと客席から囲まれるような感覚にする作りになっている。



あの日、ジャニーズWESTの7人は、ええじゃないかで幕が開いた時、

文字通りキラキラ輝く会場の中に、
多くのファンが涙し、喜ぶ姿に囲まれながら
包まれるような大歓声を浴びたのであろう。




f:id:sadoeeeeeeeee:20160512010200j:image


なにわ侍と日生劇場の最強タッグ。

デビュー記念舞台「なにわ侍ハローTOKYO」。
 
 

f:id:sadoeeeeeeeee:20160511105026j:image
 
 
ジャニストにもジャスミンにとってもバイブルとなっていくDVDの一つだと個人的に思っている。
 
 
 
建築を勉強していく中で、劇場を知ればジャニーズの舞台もライブも何倍も楽しいものになると思ったのがこのブログを始めようと思ったきっかけだ。
 
 
さて、今回取り上げるのは「日生劇場」。
 
 
 
始まり〜はこの時〜このステージ〜から〜♪
と重岡くんが手をかざしたそのステージだ。
 
 
 
まずこの日生劇場の名前、照史くんが
「日+生=星(スター)が生まれるようにって意味なんやって!」と言っていた。
 
 
そのとおりだ。
 
望を叶えるには流れ星が必要なわけだ。
 
 
 
そして、もう一つの意味は「日本生命の劇場」という意味でもある。
 
 
 
あっ、待って、ここで興味を失わないで、
 
 
 
 
実はこの日本生命大阪府出身の会社で、
大阪から東京に進出してくる際に「東京でいっちょかましたるぞ!」という意気込みを持ってズドンと建てたもの。
 
 
ここで「てっぺんとったるぞ!」という意気込みを持って、東京に進出したジャニーズWESTの初めてのデビュー記念舞台が行われたこと、
 
 
激アツ以外の何ものでもない。
 
 
 

しかもジャニーズの中でスタッフさんたちと撮った写真が舞台裏に飾られているのはジャニーズWESTだけというではないか。(デビュー記念舞台だということもあったかもしれないが)

なんだか「大好きだジャニーズWEST」と聞こえてきそうな待遇。

ドヨルのエージェントでお馴染みのボスのような愛情を注いでくださった日生劇場さんには感謝感謝の一言だ。(一言ではない。)

 
 
本当に偶然かもしれないが、
関西が彼らのデビューを祝い、
ジャニーズの先輩が後押してくれた中で、
こうして同じ関西からの企業が提供してくれた場所で、
関西はもとい全国のファンに祝ってもらったような気がしてくる。
 
 
 
ちなみにこの日本生命さんは、
あさが来たでお馴染みの榮三郎(照史くん)が経営していた大同生命保険のライバル会社だ。
 
 
ドラマの中で「他の大きな生命保険会社は〜」と言っている時にはこの日本で3番目に出来た日本生命のことを指していると言っても過言ではない。
 
 
 
 
 
ここまで日生劇場ジャニーズWESTとの関係をつらつらと書いてきたが、
次は日生劇場作りととなにわ侍について考察したいと思う。